ピラティスを楽しむ方の中には「なぜピラティス専用のソックスが必要なのか」といった疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。ピラティスを行う際に靴下を履くべき理由は、冷え対策のためだけではありません。
本記事では、ピラティスにおけるソックスの必要性を解説しています。ソックスの選び方や素材の特長、靴下を履かない場合の注意点にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
ピラティスをする際にソックスを履くのはなぜ?
ピラティスは、全身の筋肉を使いながら体幹を鍛えるエクササイズ。トレーニング中に重要視されるのが足元の安定性と安全性です。そのため、ピラティス講師やインストラクターも、レッスン時のソックス着用を推奨する方が増えています。動きやすさと快適さはもちろんですが、選ばれる理由は機能面だけではありません。ピラティスウエアとのコーディネートを楽しむ方も多くなっています。目的や好みに応じ、自分に合ったソックスを選べば、より快適にピラティスを楽みましょう。
1.足元の温かさを保てる
スタジオによっては室温が低い場合もあり、特に冬場は足先が冷えやすい環境に。ソックスを履くことで体温を保ち、冷えからくるパフォーマンスの低下や不快感を軽減させられます。床からの冷えは筋肉の柔軟性を低下させ、怪我のリスクを高める可能性も。特に冷え性の方はソックスを着用した方が良いと言えるでしょう。
2.汗や汚れから足を保護できる
ピラティスは、マシンやマットの上でポーズを行うことが多いエクササイズ。裸足で行うと、汗や足裏の汚れがマットに直接付着してしまい、不衛生な状態になりかねません。ソックスを履けばそれらを汚さずにすみ、自分の足も清潔に保てます。スタジオでは、他の人への配慮としてもソックスの着用が重要です。
3.滑り止め機能により足元の安定性が向上する
ピラティスには、繊細な動きやバランスを必要とするポーズが多くあります。滑り止めが付いているピラティス用の靴下を着用すれば、足元の安定性が向上し、より良い姿勢を保ちやすくなります。高度な動きにも余裕を持って取り組めるでしょう。
リフォーマーなどのマシンを使用するピラティスの場合は特に滑りやすいため、滑り止め付きのソックス着用がおすすめです。滑り止めによってグリップ力が向上し、バランスを意識するポーズでも、安定感を感じながらレッスンに臨めるでしょう。
ピラティスソックスの選び方
ピラティスソックスを選ぶ際に重要なのは、素材、丈、滑り止めの3つのポイント。トレーニングの効果を実感できるようになるためにも、自分に合ったソックスを選びましょう。
1.素材
ピラティスソックスの素材は、綿(コットン)、シルク、ナイロンなどが一般的です。それぞれの素材の特徴を理解し、自分の足に合ったものを選びましょう。
■綿(コットン)
綿素材は吸水性、通気性に優れているため、汗をかきやすい方におすすめです。肌触りも良く、快適にピラティスを行えます。
■シルク
シルク素材は、滑らかで肌触りが良く、保温性にも優れているため冬場のピラティスにぴったりです。静電気が起きにくいというメリットもあります。高価格帯ですが、快適な着用感を求める方に適した素材だと言えるでしょう。
■ナイロン
ナイロン素材は耐久性が高く、洗濯を繰り返しても型崩れしにくいことが特徴です。速乾性にも優れており、汗をかいてもすぐに乾きます。伸縮性があるため足にフィットしやすく、激しい動きにも対応できます。
その他、吸湿速乾性に優れたポリエステルや、抗菌防臭効果のある素材なども人気です。それぞれのメリット・デメリットを考慮し自分に合った素材を選びましょう。
2.丈
ピラティスソックスの丈は、アンクル丈、ロークルー丈、ハイクルー丈、トレンカなどがあります。自分の好みやピラティスのスタイル、季節に合わせて選びましょう。
丈 | 特長 | 特におすすめのシーン |
アンクル丈 | くるぶしまでの長さで動きやすい | 一年中履けますが、特に夏季や室温の高い環境にぴったり |
ロークルー丈 | くるぶしより少し上まで | オールシーズン |
ハイクルー丈 | ふくらはぎ中央まで | 寒い時期や冷え性の方 |
トレンカ | 足首から膝上まで | 寒冷期におすすめ。保温性、保護効果ともに最も高く、冷え性の方に好まれます |
3.滑り止め
ピラティスでは、床の上でさまざまなポーズをとるため、足元の安定性が非常に重要視されています。滑りやすい床やマシンの上でも、滑り止め付きのソックスがあれば、心強い味方になるでしょう。滑り止めは、足裏全体に施されているものや、つま先とかかと部分に付いているものなどがあります。ピラティスのスタイルや好みに合わせて選びましょう。
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初心者から玄人まで。おすすめなknitido+の5本指ソックス
ピラティスに最適なソックス選びで迷ったら、knitido+の5本指ソックスがおすすめです。ニッティドは、機能性と履き心地を両立した、ピラティス愛好家にも人気のブランド。足指を立体的に包み込む3D立体編み技術を採用しており、足の形に沿った設計で伸縮性を持たせているため、快適に着用いただけます。足裏に施されたオリジナルのエアークッションが安定した立ち姿勢を支え、足裏全面に施された滑り止めで安心して運動に取り組めます。
ソックスの履き口には、「ユビラックス」という特許取得済みの技術が用いられているものもあります。【特許第5377088号】これは、履き口にゴム糸を使用しなくても靴下がずり落ちにくい製法技術のこと。ゴムの締め付け感を解消し、ソフトフィットする履き心地に仕上げました。
さまざまな丈や素材、デザインが揃っているので、きっとお気に入りの一足を見つけられるでしょう。
1.アンクル丈|ビューティー・エアークッション アンクル 5本指ソックス
足首が見えるアンクル丈は、ピラティスだけでなくヨガや普段使いにもぴったり。ニッティドオリジナルのエアークッションが足裏を心地よく包みます。豊富なカラーバリエーションで、その日の気分に合わせた一足を選べる楽しみも。ムレやすい季節もさらっと快適に過ごせる通気性の良い素材を使用しているので、汗をかきやすい方にもおすすめです。
2.アンクル丈(指なし)|ベーシック・エアークッション 撚杢バイカラー カバー 指なし 5本指ソックス
指先が解放されているデザイン。足裏の感覚をダイレクトに感じられ、バランスポーズや繊細な動きが必要なピラティスにおいて、足指の自由な動きをサポートします。撚杢バイカラーのデザインがおしゃれなアクセントに。指先が出ているため、ペディキュアも楽しめます。夏場のピラティスでも快適に過ごせるおしゃれで高機能な一足です。
3.ロークルー丈|ベーシック・エアークッション ロークルー 5本指ソックス
くるぶしより少し上のロークルー丈は、足首をしっかりサポートしてくれます。ズレにくいので、動きを妨げられることなく集中してピラティスに取り組めます。ベーシックなデザインでどんなウェアにも合わせやすいのもポイント。冷えやすい足首をカバーしているため、冬場のピラティスにもおすすめです。
4.ハイクルー丈|コアグリップ ヘリンボーン ハイクルー 5本指ソックス
ポップでユニークなヘリンボーン柄がおしゃれなデザインの5本指ソックス。ふくらはぎまで覆うハイクルー丈で、足元を包み込む設計となっており、フィット感のある履き心地を楽しめます。足裏には凹凸感ある厚みタイプの滑り止めが付いているため、滑りにくく、安定したポーズをキープできます。足首だけでなく、ふくらはぎの冷えが気になる方にもおすすめです。
5.ハイクルー丈|ベーシック・エアークッション タイダイ染め ハイクルー 5本指ソックス
タイダイ染めのデザインがおしゃれなハイクルー丈の5本指ソックス。中足部の2つのエアークッションが足裏を優しくサポート。バランスをとりやすくし、快適な履き心地を提供します。おしゃれなデザインでピラティスウェアとのコーディネートも楽しめる一足。普段使いもできる優れものです。
6.トレンカ|ボタニカルダイ ショートトレンカ
足首からふくらはぎまでをしっかりカバーするショートトレンカは、足元の冷えを防いでくれるアイテム。肌寒い季節のピラティスに最適です。土踏まず部分には強度のある弾性糸を編みこんでおり、フィット感を感じられる設計に。ふくらはぎ部分にはゴム糸を使用していないため、締め感を感じずに、ゆったり着用いただけます。足裏にはオリジナルグリップ(滑り止め)が付いているため、足元の安定感も高められます。ボタニカルダイによる美しい色合いが、ピラティスウェアに華やかさをプラス。指先とかかとが開いているため、ペディキュアも楽しめます。
上記以外にも、knitido+ではさまざまなデザインや素材の5本指ソックスを展開しています。ぜひ、knitido+公式オンラインショップでチェックしてみてください。
ピラティスソックスを履かない場合の注意点
ソックスを履かずにピラティスを行う場合、床やマットの上で滑りやすくなったり、マシンの上で安全性が低下したりするケースがあります。快適性やパフォーマンスが低下するほか、滑りやすい床面では安定した姿勢の維持が難しくなる場合もあります。
注意が必要な怪我のリスクとしては、以下が挙げられます。
怪我の種類 | 主な原因 | 予防方法 |
捻挫 | バランスを崩した際の急な足首の捻り | ・足首の筋力強化 ・運動前の入念なストレッチ ・滑り止め付きソックスの着用 ・自分に合った靴を履く |
筋肉の突っ張り | 足が滑ることによる急な筋肉の伸展 | ・適切なマットや器具の使用 ・十分なウォームアップを行う ・足首やふくらはぎの筋肉を強化する ・グリップ力のあるソックスを履く |
足底筋膜炎 | クッション性の低い状態での連続的な衝撃による足裏の炎症 | ・足底筋膜やふくらはぎの筋肉をしっかりとストレッチする ・運動前に足首やアキレス腱をしっかりとほぐす ・クッション性のあるソックスを使用する ・クッション性の高い靴を履く |
ピラティスをより快適に楽しむためにも、お気に入りのピラティスソックスを着用し、より充実した時間を過ごしましょう。
ピラティスソックスを着用しより心地よい時間を過ごそう
ピラティス用のソックスを着用することは、エクササイズに適した環境を整える一助となります。足の冷え対策としても役立つほか、滑り止め加工による足元の安定性をサポートする機能によって快適な運動環境を整えられるなど、多くのメリットがあります。特に日本の高湿度な環境では、汗による滑りを防ぐためにも必須アイテムと言えるでしょう。
knitido+の5本指ソックスシリーズは、日本人の足に合わせた設計で、ピラティスに役立つ機能性を備えています。快適で効果的なピラティスを行うためにも、適切なソックスの選択と着用を心がけ、より充実した時間を過ごしましょう。